日曜日、ずっと気になっていた写真展に行ってきた。場所は銀座。
9人の写真家が東京をテーマに撮った写真をそれぞれ展示したもの。
時代背景は古いのに、すごくアバンギャルドで刺激的な写真ばかり。こんな表現があるんだと、ドキドキした。特に好きだったのが、森山大道さんの「写真よさようなら」というシリーズのもの。
意図して写真を撮ること、まるで自分自身を否定してしまうようなコンセプトで作られた作品らしい。
写真で表現することへのほとばしりでるような苦しみがずんずんと伝わってきて見ていて辛かったけど、すばらしくて魅せられた。
大道さんとは対照的とも言えるような写真だなと思ったのが、須田一政さんの作品。
洒脱でカラリとしたユーモアに満ちていて、見ていてクスリと笑ってしまう。一瞬の間を外したような人物の表情も不思議。正方形で切り取られた独特の不思議な世界に連れて行かれた。
須田さんの作品を見たのは初めてだったけど大好きになった。
恵比寿の東京写真美術館で個展がひらかれていたのでちょうどいいタイミング、はしごしてそちらも見てきた。
本当にすばらしかった。